卓球美少年 ~後輩編①~
あの若者は、社会人になって初めての出張の日、帰りの中央線で集団痴漢の餌食になったショックにもめげず、日々、健気に仕事に精を出した。
その日も仕事後、自分のアパートに帰宅し、シャワーを浴びて、ドライヤーで髪を乾かそうとするところだった。
その矢先、玄関のチャイムが鳴った。新聞の勧誘かと思いきや、母校の卓球部の後輩だった。
「あれ、こんな時間にどうしたんだ?」
「先輩が腹をすかしているんじゃないかと思って、来ちゃいました」
「なんだそりゃ。どうせまた何か悩み事の相談か? まあ上がれよ」
若者も、新社会人として下っ端仕事に忙殺されており、顔なじみの後輩が遊びに来てくれると心が休まるし、嬉しかった。
一年後輩の正雄は、嬉々として若者の1Kの狭い部屋に上がり込む。身長165センチ位の小柄な体格で、いたずらっ子のような雰囲気を漂わせている。
何回か訪れているので、勝手知った感じで、テーブルに座って、食い物を広げる。
「俺も腹減ってるんで、一緒に食っていいっすか?」
「ああ、いいよ。ドライヤーだけかけさせてくれ」
若者の髪はさらりとしたショートだったので、乾くまで大した時間はかからない。乾かしていつものヘアースタイルになると、残っている少年ぽさが俄然浮き彫りになり、どちらが先輩だかわからない。そんな初々しさを無意識に発散させつつ、薄ピンクのローライズボクサーパンツ一丁で、テーブルをはさんで正雄の真正面に座る。
乾杯すると、二匹の獣は「うまい」とか言いながら、ほろ酔いになりながら、がつがつ胃袋を満たすことに専念した。満腹になったところで、若者がおもむろに話を切り出した。
「さあ、話を聞いてやるよ。卒業単位でも足りなくなったか?」
「いや、違うっす」
「就活がうまくいってないとかか?」
「いや、違うっす」
「失恋でもしたか? でもおまえ、彼女なんかいなかったよな」
「いないっすけど、想ってる相手はいるっす」
「ほう、同じ学校の中で?」
「いや、一歳上っす」
「俺と同い年か。美人なのか?」
「とても美しい人っす」
「どんな性格? 性格は大事だぜ」
「とても優しい、いやどうかな、意地悪かな」
「どっちなんだよ」
「意地悪っす」
「どういうふうに?」
「たとえば、わざと俺の前でセクシーな格好見せつけたり」
「セクシーな格好って、たとえば胸の谷間が見えるとかか?」
「もっと」
「もっと? まさかオッパイぼろんとか?」
「そうっす。」
「えっ、まじかよ。」
ノンケである若者は、美しい女の肢体が頭に浮かんだのか、股間に刺激が加わった。
わずかな変化も見逃すまいと、正雄は彼の股間に視線を注ぐ。そして、エロい妄想を掻き立て、先輩の股間を刺激し続ける。
「下もエロいんです」
「えっ下も!?えっと、パっ、パンティ」
ボキャ貧で慌てるかわいい顔を楽しみつつ、先輩の股間の変化を盗み見る。
「そう、パンティ一つで俺の目の前で…」
「えっ、目の前で何するん…?」
若者のボクサーパンツは一気にふくらみ始める。それを見て正雄はこれはいけると確信する。
「目の前で見せつけるんすよ」
「へえ、どんなふうに?」
「こんなふうに」と、正雄は若者の股間を指さす。
若者は膨らんでしまった股間を見られ、「あ、いや、これは…」と、あわてて自分の股間を右手で隠した。
「ね、悪い奴でしょ」と、正雄は突如、右足で若者の股間を右手ごとぐいぐいと揉みだした。
後輩のいきなりの攻撃に若者は驚いた。
「おっ、おい、やめろよ。俺の事はいま関係ないだろっ」
「違いますよ、まさに先輩がその意地悪なやつだったんすよ」
「はっ?どういうことだよ?」まるで告白だ。だが若者はまだ状況を理解していない。
そしてこのいたずら坊主は、まったく気にすることなく悪だくみを遂行し続けた。
「先輩、少し溜まっているみたいっすね」正雄の右足攻撃は止まない。
「お、おい、どこ触ってんだよ、、あっ、よっ、よせよっ」
正雄は左足で先輩の右手を払い、両足で攻撃し始めた。薄ピンクのエロいボクサーはさらに容積を増した。
「先輩、少しではないようっすね。ヌイてないんすか?」
「やっ、やめろ。こんなことされたら誰だって、、、はう、あっ、ああ」
「こんなふうに厭らしい声で俺を刺激するんだから、悪い奴でしょ」
「じょっ、冗談やめろって、正雄。はぁ、ああうっ」
「冗談なんかじゃないっすよ、先輩。俺を悩ましていたのは先輩だったんすよ。夏合宿のときだって、先輩は朝勃ちもっこりのいやらしい姿を俺たちに見せつけていたじゃないっすか」
「そっ、そんなことしたかよ」
「嘘じゃないっすよ。先輩が寝ている部屋で、布団をはねのけてこーんなにもっこりさせているのを吾郎と一緒にしっかり確認させていただきました」
正雄は両手でおおげさにふくらみを表現する。
「そっ、そんな大きいわけないだろうが。そもそもそりゃ、確認じゃなくて覗きじゃねえか」
「だったらなんで先輩だけ布団を払ってもっこり姿を俺たちに見せつけていたんすか?」
「そっ、そんなこと知るわけないだろ。寝ている間の行為なんだから」
「いずれにしても、先輩だけ朝勃ちを俺たちに見せつけていたことには変わりないっすよ。だから今日はまじで償ってもらいます」
正雄は、横に来て、直接手で先輩の股間を攻撃し始めた。
「お、おい正雄どうしたんだよ、やっ、やめろってまじで」
「いやですよ」
正雄は手の攻めと同時に顔を寄せて若者の乳首にも舌をころがす。
うわっ、あはん。
二か所同時のあまりの快感に若者は抵抗できない。仕事で疲れているはずなのに、体の中央部はまったく違う反応をする。
正雄は攻撃の成功を確信した。ここまで来れば、憧れのかっこかわいい先輩を確実に落とせる。先輩だって男だ。
股には他の男と同じようにちんこと金玉がぶら下がっているんだし、エッチなことされれば興奮するのだ。
「先輩の体、きれいっすね」
同性ゆえにつぼを心得ている正雄の舌が、指が、脇の下から太腿に至る先輩の弱点を攻める。
あっ、あん、あはん。
ボクサーパンツには早くもがまん汁がにじみ出した。
「どうしたんすか、先輩? ここびんびんになってるし、なんか浸み出してますよ」と、もっこりに指をすうっと這わせる。
あまりの快感にもはやあまり抵抗できず、びくんと若者の体が反応する。
正雄は先輩のもっこりを手のひら全体でもみしごく。太くて長くなったさおが一目瞭然だ。手が上半身のほうに行くときには金玉の存在が、下半身のほうに行くときにはかりの存在が確認できる。あのかっこいい、3年間も思い続けてきた先輩をパンツ一丁にして、自分の思うがままに性器をもてあそび、よがらせている。
今日はとことん先輩を食べさせてもらいますよ、と心の中で宣言する。