少年院のオスザル監視
発情期を迎えた若いオスザル共は、自由を奪われ、檻の中に入れられる。
「気を付け、これよりオガワ少年の身体検査を始める」
指示に従い、名を名乗り、服を脱ぎ、検査を受けた。
頭を突き出し、丸刈りにされた。
抵抗どころか、恥ずかしがることも許されない。検査は屈辱的で、人間として扱われている気分ではなかった。
少年院送りの俺は、ヤンチャな思春期の男子ではなく、発情期を迎えたオスザルとして扱われているのだ。
院では、授業と職業訓練をテキトーに受けた。この辺は、先輩から聞いてた通り。
予想外でキツかったのは、性処理だった。
発情期のオスともなれば毎日ヌいても普通だが、そんなチャンスなかなか無い。
トイレの個室は丸見え、ベッドの中は他の奴らが勘づく。何より、オカズがない。
男臭くて不潔なむさ苦しい部屋では、いくらシゴいても、虚しいだけだ。
溜まる性欲で股間はパンパン、院のジャージはキツキツでそれがまるわかりなのが恥ずかしい。
朝の点呼の勃起率なんて100%。夢精もたまにあったが、恥ずかしくて言えたもんじゃない。パンツにベッタリと精液を貼り付けて一日過ごす気分は最悪だ。
一回風呂でヌてみた。監視にバレて、懲罰になった。夜の布団でヌいてるのをバレても多めに見てくれたが、風呂場はマズかった。
いや、監視の教官が悪性だった。俺は、全裸のまま尋問された。
「何をしていた」
「身体を洗っていました」
「嘘つくな、見てたからな」
「オナニー、してました」
「聞こえねぇよ、男なら堂々と話せ」
「お、オナニーしてました」
「いいか、お前らに風呂で気持ちよくヌく権利なんてねぇんだよ、返事」
「ハイ、すみませんでした」
風呂場にいた全員が聞いていて地獄だった。
その後、独房行きにされて、反省文を書いた。俺は性欲の強い奴と認識され、監視は厳しくなった。
パンツに精液がついてないか朝晩2回検査され、トイレも監視。オナニーは許されなかった。
しかも、反省文は集会で音読させられた。大人数の前でオナニーを連呼する酷いものだった。
出所までずっとイジメられた。