Twitterで仲良くなったDK④
カラオケに行ってから、俺とかずきはさらに仲良くなりました。
それまでは音楽ネタだけだったLINEも、かずきの学校やバイトの事、俺の仕事のこととか。
オハヨウ、いってらっしゃい、オヤスミのLINEが来た日は幸せでした。
かずきを知れば知るほど好きになり、バンドの復活ライブよりも、その日かずきに会える事の方が楽しみでした。
いよいよライブ当日。
8月だからかずきは夏休みだったけど、平日だし俺は数か月前から休暇申請していました。
同僚にもライブに行くと伝えたけど、まさかSNSで知り合った高校生と行くとは言えませんでした(笑)
約1か月ぶりに再会したカズキは、前より少し日焼けして、髪を短く切ってました。
(会うたびにカッコよくなる!)
半袖のTシャツに、短パン姿。初めて見るすべすべのナマ足にドキッとしました。
早めに会場に着くと、既にバンドの復活を待ちわびたファンでごった返していました。
俺とカズキは物販コーナーの行列に並んで、俺はTシャツ、かずきはTシャツとタオルを買いました。
俺たちはさっそく購入したライブTシャツに着替えました。その時、かずきの生の上半身が見れました。
「さすが鍛えてるだけあるね、ムキムキじゃん」
「そうですか? 最近さぼってます。」
「バランス良く筋肉ついてるよ。」と軽く腹筋にタッチしました。
かずきは腹筋に力を入れたりして、しばらく上裸を拝ませてくれました。
カッコ可愛いかずきは、きっと学校でも女子にモテモテなんだろうな。
そういうえば、かずきから彼女の話題を聞いた事がない。けっこう無口で無愛想なところもあるから、意外と女子から敬遠されてるのかな。
逆にかずきはどんな子がタイプなんだろう。年頃の男子の割りにそういう話題がない。こんどチャンスがあったら聞いてみたい。
俺たちはシャツを着替えると、会場の前で写真を撮りました。
念願のかずきの写真。もっと笑顔で写ればいいのに。でも無表情なところも可愛い。いいオカズになりそう(笑)
いよいよライブが始まると、会場内はもの凄い熱気と歓声に包まれました。
会場はオールスタンディングですし詰め状態。かずきと密着できるから俺は嬉しいけど。
人に押されて、俺の前にかずきが来ました。
首に巻いたタオルからカズキのうなじがチラチラ見えたり、ぷりぷりのお尻が俺の股間に当たったり
俺は、ライブにもカズキにも興奮して、アドレナリンでまくりでした。
かずきもライブ中に気分高揚して、「うおーっ!」って叫んだり、
途中、目元をぬぐったり(後ろから分からなかったけど、泣いてたのかな?)かずきの感情的な一面も見れました。
約3時間のライブは感動的に終演しました。
「最高でしたね!」少し涙目で、顔を紅潮させ、汗ばんだカズキ。エロ過ぎる。
「かずき、もしかして途中泣いてた?」
「はい、ちょっとだけ(笑)」
「(かわいい~!!抱きしめたい!!) 俺も感極まるところあったよ~」
「はいっ、感動でした!」
「このあと、飯食って、軽くカラオケ行く?(笑)」
「行きたいけど、すぐ帰らないとバスが終わっちゃうんですよ…」
「あ、そっか、電車だけでも2時間くらいかかるもんね;」
「いっそ、カラオケでオールしようかな。」
「え?」
「カラオケで歌って、疲れたら寝て、朝帰ったほうが楽かも(笑)」
「大丈夫なの?」
「たぶん大丈夫です、親には友達に泊めてもらうってLINEします!」
「よし、俺も明日休みだし、カラオケのオールに付き合うぜ!(笑)」
朝までかずきと一緒に過ごせるなんて!
俺たちはとりあえず池袋に移動して、ファミレスで晩飯を済ませました。
「あっ、カラオケができて、疲れたら寝れる、良い場所思いついた。」
「そんなところあるんですか?」
「ラブホ、いってみる?」
⑤につづく