沖縄から来たイケメン
これは俺の大学1年の時の話。
俺は高校まで、クラスの中で冴えないグループに属す、目立つこともない地味な学生だった。
大学からは生まれ変わって、イケてる奴らとつるむぞ!と意気込んで都会にでてきたが、入学式で周りの奴らは遥かに垢抜けて見えて、自分が場違いなような気がして萎縮してしまった。
そんな時、最初に声をかけてくれたのが颯太だった。
颯太は沖縄出身で、濃くてはっきりした目や顔立ちのイケメンだった。髭もニキビもないキレイな肌で、高校球児だった事もあってか日焼けもしていて爽やかなタイプ。
しかしファションはダサかった(笑)
田舎から来ましたってのが丸出しだった。
そんな親近感もあって俺は萎縮せずに颯太とすぐに仲良くなれた。
というか、颯太以外に友達ができなかった(泣)
しかし俺はそれで良かった。颯太は一緒にいて楽だし、なんだか心がウキウキする。
颯太と俺はほとんど一緒にしてた。
大学に入学して4ヶ月、颯太は大学でも知らない奴がいないほど人気者になっていた。ファションも垢抜けてきて、イケメン度が増してきた。
大学内を一緒に歩けば、男も女も颯太に「おはよー」とか「次の授業なにー?」と話しかけていた。
俺はそんな颯太がうらやましかった。
そして颯太を独占したいと思うようになった。
颯太は地元の沖縄に、中学から付き合っている彼女がいて遠距離恋愛をしていた。
純情な颯太は、大学でも女にモテて誘惑されていたが浮気をしなかった、そんな男らしい所もさらに颯太の人気に繋がった。
でも颯太は、大学に来てからパチンコや麻雀にハマってしまった。
見た目の怖い友達も増えて、颯太の周りには常に5~6人のヤンキーのような見た目のやつがいて近づけなかった、、、
俺はそんな颯太を遠くから見ていた。
しかし颯太は自分から俺と授業を被らせたり、俺との友情も大事にしてくれる優しいやつだった。
7月に入り夏休みが始まる前、初めて颯太とパチンコにいった。
俺はパチンコをしたことがなかったので颯太の横でとりあえず真ん中に玉を入れていた。
その日、颯太は大負けしてしまい、どうやら沖縄に帰る旅費まで使ってしまったようだった。
意気消沈する颯太。でも憧れていた颯太のそんなバカな一面も可愛く思えた。
ふと、俺は“チャンス”だと思った。
みんなの人気者である颯太と、もっと仲良くなりたい、もっと特別でいたい、颯太を独り占めしたい。
お金をエサに颯太を・・・・なんてゲスいことが頭に浮かんだ。
俺「俺バイト代入ったから貸してあげようか?そのかわり今日家に泊めてやー」
颯太「えー、俺寝るときは独りがいいってば」
颯太はすごく狭い部屋に住んでいて、誰も家に泊めたことがないと言っていた。
俺は颯太の特別になりたかったんだ。
この時自分が颯太に恋をしてると気づいた。
俺「明日1限からやし、学校近いからいいやん。それに、夏休み沖縄帰るんやろ?お金は秋までに返してくれたらいいよ。」
颯太「ん~、、そしたら借りよかな。狭くても文句言うなよっ。」
俺は心の中でガッツポーズをした。
頭の中では颯太と一緒にお風呂に入ったり…と変な想像までしていた。
コンビニで酒やらつまみを勝って颯太の部屋に着いた。
颯太の部屋は本当に狭かった、活動できるスペースは2畳ぐらいしかなかった。
しかし俺にとっては嬉しかった。
颯太の近くで寝れると、、、、
軽く飲んだあと、颯太は湯船を沸かしてくれた。
俺はあわよくば一緒に入れたらいいなと、、、、思ったけど残念ながら別々だった。
風呂上がりもスウェットを着ていて、まったく裸も見れなかった。
そろそろ寝ようということになった。
颯太「布団も一枚しかないから文句いうなよ」
颯太はそういうと壁の方を見て横になった。
俺は部屋中に心臓の音が聞こえるくらいドキドキした。
近くで寝れればいいと思っていたらまさか同じ布団で寝ることになるなんて。
俺のアソコは完全に勃起した。
俺は颯太の方向を見ながら横になった。
俺は色々なことが頭を巡った。掲示板なんかではノンケ友達とのスキンシップでアソコを触ってそのままヤレちゃう展開をたくさん読んだけど、、、
でも現実はそんなに甘くなかった。
軽くジャブ気味に腰を触ってみた、、、
颯太「・・・触んなよ・・」
当たり前の反応か、颯太はもちろんノンケだったし、男にはいっさい興味が無い。おまけに潔癖症な所もある。
しかし俺は変にテンションが上がってしまい、変な欲がでてしまった。
(どうしても颯太のアソコが見たい・・・・)
そうなると俺も男、感情を抑えられなかった。
しかし颯太に嫌われてしまえば俺の人生はおしまいだ。
だから俺は頭の中でシミュレーションした。
そしていくつかの作戦の中からもっとも可能性が高いであろう作戦を実施した。
作戦内容はこうだ。
①俺が包茎で悩んでることを告白する。
②同級生のアソコが気になると伝える。
③颯太にアソコを見せてもらう。
我ながらなんて完璧なんだと思った。
②に続く