ゲイに囲まれて羞恥のモデル撮影②
異様な撮影現場に不信感すら感じているのに、なぜかドキドキしている自分がいた。
体温が高まり、股間に血流が流れていく感じ…。なんだかカラダがおかしい…。
ともあれモデルである自分が撮影中に勃起しているなんて、絶対に悟られてはいけない。
薄くて透けやすそうな下着がどんな状態になっているか確認したい。
だが、不自然に目線を下げることも出来なかった。
岸さんとハルオさんは気づいていないのか、それぞれ写真と絵に熱中しているように見えた。
自分が思うほど目立ってないのかもしれない。とにかく落ち着こう…。
僕は、顔では平然を装いながら、頭の中では必死に別の事を考えて股間を鎮めようとした。
性に芽生えたばかりの中学生みたいじゃないか…。
カメラのシャッター音と鉛筆が紙をこする音だけが部屋に響く、苦痛な時間が続いた。
10分ほど経過し、僕も平常心に落ち着いた頃、「よし、休憩しようか」と岸さんが言った。
苦行から解放され、「ふぅーーっ」と深く息を吐いて脱力した僕。
そこに、ニヤけ顔のハルオさんが声をかけてきた。
「涼真君、下着がちょっと濡れているよ」
言われて見ると、下着の上部に、ジワっと半径5㎜くらいのシミが広がっていた。
それは、さっきまで自分のモノがここまで大きくなっていたことを示す証拠でもあった。
そんな恥ずかしい姿を2人に晒していたのかと思うと、顔から火が出るほど恥ずかしかった。
「シャワーの水滴が残ったのかな?」 と岸さんが助け船をだしてくれた。
同じ男だ。岸さんだって何のシミだか気づいていたはずだが、その優しさに感謝…。
僕は動揺を隠し「で、ですかね。もう1回拭いてきます!」とバスルームに入った。
下着を脱ぎ、自分のモノの先端に触れると、粘り気のある糸が指に引っ付き、伸びた。
なんで男しかいない撮影現場で先走りが出るほど勃起してるんだよ…。情けない気持ちで一杯になった。
モノを洗いバスタオルで念入りに拭ていると、岸さんがドアをノックし、
「ごめん、これしか予備がなかった」と、隙間から手だけを入れて新しい下着を渡してくれた。
それを受け取り、広げた僕は絶句した。
ソレは下着と言うより、もはやただの布切れだった。前のモノを包む布と、横と後ろは紐のみのTバック。
見たこともない卑猥な下着…。こんなものが予備として用意されているなんて、まさか最初から履かせるつもりだったのだろうか…
だが、衣装を汚してしまった手前、文句を言える筋合いはなかった。
戸惑いつつも、その卑猥なパンツに足を通した。
薄い布の下に、アソコの形や毛が少し透けて見える。羞恥のあまり、鏡に映る自分を見れなかった。
バスローブを羽織って部屋に出たが、すぐに二人が寄ってきて、「どう?」とローブの中を覗かれた。
岸さんは「予備はこれしかなくてごめんね。でもすごくいいよ、セクシーだね」と言った。
「涼真、すごく色っぽいね。超エロいよ…」と言いながらハルオさんは、いきなり写真を撮りだした。
「じゃあ今度は、ベッドの上に乗って、お尻をこっちに向ける感じで」と岸さんに指示された。
「えっ…こ、こうですか?」 Tバックの紐でしか隠されないお尻を見せるのは抵抗があったが、モノが透けてる前よりはマシだった。
「そうそう、で、ベッドに肘をつけて、お尻をあげる感じ」
言われるがまま体制を変えると、僕は四つん這いになって、カメラに向かってお尻の穴を突き出すポーズに…。
なんだこの厭らしポーズは…。なんで僕はこんなことさせられているんだ。
頭が真っ白になる中、ハルオさんのシャッター音が連続で響いていた。
僕は再び、悪いことに参加しているような背徳感から、胸がざわつきだした。
なにをドキドキしてるんだ…。
その時、岸さんが近寄ってきて、急に僕のお尻を触った。
僕は体はビクん!っと反応してしまった。
岸 「あ、ごめんね。感触を確かめたくて。デッサンにカラダの質感を出したくてね」
僕 「は、はい、、」
岸さんの手はそのまま尻を撫でまわした後、太ももや背中を巡りだした。
岸 「なるほどね。スベスベで美しいね。ハリがあって、体毛も薄いね」
優しいタッチでカラダの表面を優しくなぞられると、正直、気持ちよかった。
そして岸さんは囁き声で「ここはどうかな」と言うと、お尻のTバックの筋の上を「ツーーーッ」っと指でなぞった。
身体中にぞわぞわとした刺激が走り、声を出さないようになんとか「ふっ!んっ!」と必死に息をのみ込んだが、カラダがビクッと反応してしまった。
ハルオさんのシャッター音は鳴りやまない。
ボディタッチとシャッター音に駆り立てられ、僕のアソコはビクビクして、再び下着の中で立ち上がってしまっていた。
岸さんの手が不意に、僕の玉に触れた。
「あっ…!」 僕はつい、声を漏らしてしまった。
「どうしたの? 涼真くん、もしかして感じちゃった?」と岸さん。
「いや、なんか… こしょばくて。すみません…」 僕は恥ずかしさで謝ってしまった。
「ん?もしかして涼真くん、勃っちゃってる?」 とニヤけ声のハルオさんが、僕の股の間から手を入れて、棒をニギニギしてきた。
「あっ…! ちょっ…!」
「おお、すごい勃ってるじゃん! 溜まってるの?」ハルオさんは手を上下にシコシコ動かしてくる。
「あああっ! や、やめてくださいよ…!」ハルオさんの手を払いのける。
「敏感だね~。涼真くん真面目そうだし、あんまりヌいたりしないの? こんなギンギンにさせちゃって、きれいな顔してても、涼真くんもやっぱり男子なんだね!」
羞恥心を煽る、嫌な言い方をしてくるハルオさん。
「ははは、若くていいね!気にすることないよ、撮影中にはよくることだよ。」と岸さんが言い、
「せっかく涼真君のエッチな一面も出てきたことだし、このままヌードで撮影しちゃおうか」と言いだした。
僕「え、ぬ、ヌードですか…?」
岸「うんうん、中途半端に下着1枚の姿よりも、フルヌードの方が芸術性もあっていい作品ができるよ」
僕「いや、でも、裸はさすがに恥ずかしいです…」勃起してる姿を撮られるなんてあり得ない。
ハルオさんは、「男しかいないし、恥ずかしがることないよ」なんて事を言う。
僕はお尻を突き出した体勢で股間を隠したまま、フルヌードを説得してくる2人に抵抗した。
嫌がる僕を見かねたように岸さんは、「まあ無理強いはできないからね。じゃあせめて、タオルで隠すのはどう?」と言ってきた。
「パンツ脱いで、タオルで股間を覆う感じ。それなら抵抗ないでしょ?」とハルオさんが畳みかけてくる。
確かに卑猥な下着姿や全裸を晒すよりはいくらかマシな気がした。
僕は、二人に背を向け、渋々 パンツを脱いだ。