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コウタの厚い唇が、ゆっくりと近づく。
さっきまで冷房の風が当たってちょっと寒いぐらいだったのに、今や俺は体が火照っていて、たぶんコウタから見たら、顔も赤くなっていたと思う。

その10分前。俺、ジュンとコウタは、俺の部屋で一緒にスプラトゥーンで遊んでいた。一段落して俺がスマホを確認していると、コウタががさごそと床に積まれていた本を1冊ずつ確認し始めた。
「え、エロ漫画じゃん」手に取ったコウタがテンションが上がったように言った。それは青年誌に連載されてたギャグエロ漫画の単行本で、数年前に親戚の家からパクってきたものだった。
「こんなんオカズにしてるんだ」とにやにや話すコウタを見て、俺は「してねーよ」と笑いながら返す。

俺とコウタは中学以来の友達だ。といっても、中学時代は同じサッカー部だっただけで、特別仲がいいわけではなかった。互いの家に行くほど仲良くなったのは、高校に入ってからだった。
きっかけは、高2の選択授業の生物で、隣の席になったこと。なんとなく話す中で、どちらもSF映画好きだったり、両親の出身地が同じ地域だったりと、共通点も多く急に仲良くなっていった。
といっても、陽キャで友達も多いコウタと、陰キャでいつも教室の隅にいる俺は、学校で一緒にいる時間はそれほどなく、2人が集まるのはもっぱらコウタの部活がない日の夕方、両親とも働きに出ている俺の家でだった。

コウタは顔が整っている。今流行りの人中が短いかっこかわいい顔で、女子からももちろん人気だったが、その割には浮いた話を聞いたことがなかった。
本人は何で彼女がいないのかと聞かれると、いつも「部活に集中してるんだよ」と冗談めかして答えていたが、冗談めかして答えていることからも分かるとおり、コウタは茶道部のあまり熱心ではない部員だった。俺はいつしか、そんなコウタに密かに恋して、いつも悶々としていた。

 

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コウタが俺の家に入り浸るようになって数カ月。
今では多少エロい冗談も飛ばし合えるようにはなっていたが、コウタから「オカズ」という言葉が出てきたのは初めてで、俺は正直それだけでちょっと興奮した。
「一緒に見ようぜ」と言われて、近づいてきたコウタがページを開いた。何ページか適当に読んでいると、「お前勃ってんじゃねーの」と笑いながらコウタが俺のチンコを揉んできた。
「バカなにすんだよ」と言いつつ、こんなことは今までなかったので、俺は正直、2人でエロ漫画を読んでいるというシチュエーション、そして揉まれたこと自体に興奮して勃起していった。
どんどん大きくなっていることが伝わって、コウタもさらに揉んできた。俺は腰に抱きついて揉もうとしてくるコウタから逃げ回りながら、コウタのチンコも揉もうと手を向けた。
コウタはギンギンに勃起していた。俺は一瞬「え?」と驚きつつ、堅くなった竿をこするように上下させた。コウタも俺に同じようにしてきて、いつしか2人は、正座するような格好で互いのチンコを短パンの上から激しくこすり合っていた。

「めっちゃ勃ってんじゃん」コウタがつぶやく。
「お前だって」と返す。それ以上の会話もなく、しばらく触り合った。徐々に、変な雰囲気になってきた気がした。少しずつ2人の距離が近くなって、息も荒くなる。
コウタが突然俺を押し倒してきた。両手で手首を押さえられて、コウタが唇を近づけてきた。

突然の展開に内心「嘘だろ?」と驚きながらも、俺はコウタの唇を受け入れた。

 

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最初は唇をついばむように、でも次第にコウタの舌が口の中に入ってきて、俺の口内を犯し始めた。
抱き合っていると、不意にコウタが顔を離して、「もっとしたい」と言った。俺はイエスの代わりに、コウタを抱き寄せてもう一度キスした。
もう2人とも止まらなくなって、お互いに手をパンツの中に突っ込み始めた。コウタのチンコは熱く、膨張していた。どちらもパンツを脱いで、上も脱いだ。

コウタのチンコは亀頭がデカくて、毛も意外と濃かったけど、それがかえって普段のさわやかな雰囲気とのギャップがあって興奮した。
完全に裸になると、俺たちはベッドに移動した。「俺、お前のこと好きかも」俺の手を引いて移動する途中、どさくさにまぎれてコウタが告白した。
「神様、ありがとう」と心の中で感謝して、なんて返すか考えていると、コウタが横たわった俺のチンコをしゃぶり初めて、気持ちよすぎてそれどころではなくなった。
コウタは先っぽをチロチロしたり奥までくわえ込んだりして、俺はガマンできずあっという間にイキそうになってしまった。
思わず声が出てしまう。「ヤバい」そう言うとコウタは口を離して、代わりにあおむけの俺の顔にまたがって、口にチンコを突っ込んできた。
左手で頭を抱えて激しく突いてくるコウタに、俺は苦しくなりながらもめちゃくちゃ興奮した。しばらくしゃぶっていると、「あーイキそ」とコウタが口から出し、俺の顔の前でシコり始めた。
「うっ」という声とともに、俺の頬に温かい液体がかかった。俺の興奮もピークに達して、自分でシコって射精してしまった。
2人とも荒い息のまま、ベッドに並んで横たわって、ティッシュでそれぞれ自分の顔や体を拭いた。
「俺も好きかも」チンコを拭きながら、俺はぼそりと言った。
コウタが顔を近づけてきて、2人はまた舌を絡めてキスをした。

 

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