友達と、一度だけ
大学1年の時、いつもの仲間との飲み会で、イケメンなのにまだキスの経験したことないって奴がいて、冗談でキスしてやった。
最初は唇が触れるだけのキスだったが、照明の暗かった居酒屋の雰囲気のせいか、
俺の方がまたキスしたくなってやったら、今度はといつが舌を入れてきた。
俺は何度もキスをしていたが、こいつのキスはとても初めてとは思えないくらい上手かった。
これまでの女とのどのキスよりも感じながら暫くキスしてたら、周りから冷やかされて我に帰った。
その夜は家の遠いそいつが俺の部屋に泊まることになり、狭いベッドでトランクスだけで二人で寝たが、俺はそいつが気になって仕方なかった。
たまらなくなって酔って眠るそいつの唇に触れると、そいつは舌を入れてきて、それからは二人して抱き合いながら延々とキスしまくった。
トランクス越しにお互いの勃起したものが当たり、それを押し当てながらもキスし続けた。
こんなに気持ちいいキスは初めてで、男とやってることも忘れて狂ったように抱き合った。
どちらからともなく、トランクスの中に手を入れて、チンポを触りあった。
既に先走りで濡れた亀頭をしごき合いながら、お互いの口をお互いの口で塞ぎ、唾液を垂らしながら押し殺したうなり声を出していた。
そいつが体をガクガク震わせて、ひときわ大きなくぐもった声を出した瞬間、俺の手にそいつの精液があふれてきた。
体を硬直させて感じているそいつを見ながら、女を逝かせたような感覚になって俺も我慢できずにそいつの手の中に射精した。
それまでのどんな女とのセックスより感じた俺は、興奮冷めぬまま下半身はお互いの精液でヌルヌルなのにもかかわらず、キスし続けた。
俺はそいつがいとおしくて仕方なかった。
10分もしないうちにまたお互いのチンポは勃起した。そしてしごき合った。
その頃には口の周りはお互いの唾液でベトベトで、枕も濡れているような状態だった。
2回目なのに射精の瞬間は直ぐに訪れて、羞恥心のなくなった俺らは、動物のような声を出しながら射精に向かった。そして二人してお互いの名前を呼び合いながら、一緒に逝こうと言い合うと、唇を吸い合いながらまた射精した。
やっと我に帰って濡れた下半身を拭いてその日は抱き合って寝た。
でもそんなことはその日だけだった。
そいつはそれから直ぐに彼女を作ったし、俺も元々彼女がいたし、もうお互いあの日のことに触れることさえない。
俺はたまあの夜のこと思い出して、抑えようがないくらいムラムラしちゃうんだけどな。
イケノン ~ゲイ体験談~