人事部のイケメンを思いのままに♪
コロナになる前の話です。
28で転職して半年くらい経った頃、社内の若手飲み会に招待されました。
前から密かに食いてぇって思ってた、人事部のマツダ君も参加してました。
マツダ君は25,6くらいのイケメンくん。
身長167くらいの小柄サイズで、デコ出しの短髪が似合う爽やかスポーツマン。
人当たりが良くて小動物みたいな笑顔が可愛い、お姉さまたちのアイドル。
入社時の説明とか対応をしてくれた時からスーツの下の胸筋とか下半身に興味がありました。
会社ですれ違うと爽やか笑顔で挨拶してくれるけど、それ以外の接点はありませんでした。
仕事で遅くなって飲み会に合流したのは1次会もそろそろ終わりかけの時間でした。
入口近くの空いてる席に座ったら、なんとマツダ君が挨拶に来てくれました。
「お疲れ様です! クボさんと飲みたいと思ってました!」とビールを注いでくれました。
「はは、ありがとう。なんかマツダ君って営業マンっぽいよね。」
「恐縮ですっ、営業に異動したら面倒みてください(笑)」
「マツダ君みたいな優秀な後輩に教えてあげれることないよ(笑)」
「ボク、全然ダメっすよ(笑)入社説明の時もいろいろ不備があって失礼しました(笑)」
「書類が足りてなかったよね(笑)」
人懐っこいマツダ君との会話は盛り上がり、すぐLINEもゲットできました。
トップ画の数年前のマツダ君も可愛い。タイプ過ぎる。
「クボさん飲み足りないですよね? 2軒目いきましょうよ。」
「え、そんな気を遣わなくてもいいよ。」
「僕もクボさんとお話したいことあるんですよ。」と悪戯っぽい顔をするマツダ君。
「え、俺に?」
「はい、呑み直しましょう!」
まさかのマツダ君からのアプローチ。
絶対ノンケだから変なことが起きないことはわかってても嬉しかったです。
近くのダイニングバーに2人で入り、ワインとつまみで呑み直し。
カウンターに二人で並ぶからマツダ君の下半身のラインを盗み見たりしました。
しばらくするとマツダ君がいよいよ本題と言う感じで「実は、クボさんが入社の時から気になってたんですが…」と切り出しました。
僕はまさか告られるのかと心臓が高鳴りました。
しかしマツダ君の口から出たのは、告白ではありませんでした。
「クボさんって六本木に住んでるんですか!?」
ああ、なるほど。そういう事か。俺のドキドキを返せ!
実は、前にゲイバーで知り合った経営者のおっさんに気に入られて、
その人が所有する六本木のマンションの一室をかなり格安で住ませてもらっているのです。
入社書類で俺の住所を知ったマツダ君は、俺の年齢・収入であんな高級マンションに住んでいることを不思議に思っていたようです。
「どんな副業してるんですか?」と目を丸くして覗き込んでくるマツダ君。
可愛くて教えてあげたくなるけど、言いにくいなあ。
そうだ、悪いことを思いついた。
「ちょっと言いにくいけど…2人だけの秘密なら教えてあげよっかな。」
「もちろん誰にも言わないです!人事情報ですから(笑)」
「じゃ、この後うちくる?」
「え、いいんですか?」
「片付いてないけどそれで良ければ」
「見てみたいです!」
「あ、終電は大丈夫?」
「うち千葉のほうなんで、23時半くらいまでなら大丈夫です!」
「そっかそっか、まあ泊まっていってもいいよ。金曜だしね。」
「ありがとうございます!」
妄想が膨らんで俺のPは既にギンギンになっていました。