発展公園で出会ったノンケとの攻防②
さっき発展場として有名な公園で会ったばかりの男と楽しく飲んでいる。
3ヶ月くらい前、4年付き合った彼女と別れたらしい。会社の先輩と、たまに風俗にも行くらしい。
やはり体育会のノンケって感じだな。
新藤は、会話のジェスチャーが大きい男だ。がっちりした腕と、長くてキレイな指の動きが、妙にエロティックだ。
そして、マバタキのたびに動くまつ毛や二重の目、分厚めの唇・・・全てがうまそうに見えてきた。
相手がノンケであっても、帰る手段のない俺は、彼の宿泊先に上がり込む条件が揃っている。
むしろ、彼から提案したことだ。俺の下心や興奮など知る由もなく、新藤はどんどん酒に酔ってきた様子だ。
「新藤君、さっきの公園、どういう所か知ってる?」
「え、あの公園ですか? 普通の公園でしたけど、有名なんですか?」
「夜になると、ゲイが集まる溜り場なんだって。」
「そんなスポットがあるんですね(笑)」
「新藤くん、若くてカッコいいから、夜にいたらトイレの個室に連れ込まれてたかもね」
「危なかったー(笑) 俺、けっこうゲイの人にモテるみたいで(笑)」
「え、何かあったの?」
聞くと、学生時代、バレー部の飲み会で酔いつぶれて目を覚ますと、男の先輩の家に連れ込まれて、チンコをしゃぶられてたらしい。
イケメンノンケの体験談に、俺の息子はびんびんに勃起してしまった。
「先輩にしゃぶられて、逝ったの?」
「はい、逝かされました(笑)」
「気持ちよかったんだ(笑) 新藤君、そっちの素質あるんじゃない?」
「いやいやいや、女の子大好きです! でもフェラは、男の方がうまいって思いました(笑)」
「それで芽生えちゃって、それで今日公園にいたとか?(笑)」
「ち、ちがいますよ! 知らない男に襲われるとか怖すぎます!」
「でも、男にしてもらった気持ち良さは、忘れられなかったんだろ?」俺は興奮で、自制心を失いかけていた。
「まあ、そうですね…。風俗より、先輩のフェラの方がやばかったかも」
「ふーん、、、エロいな、、、」
一瞬、変な空気が流れた。 俺の舐め回すような目つきに、俺がゲイであると気付かれたか?
それでも、店をでてフラフラになった新藤は、「さ、泊まってって下さいよ」とホテルに俺を誘うのだった。
彼がカウンターで手続きをしているうちに、俺はチェックイン済みの客を装いエレベーターに乗り込んだ。
合流すると、新藤は「侵入できましたね!」と悪戯っぽく笑う。 この場でキスしてやりたい衝動にかられたが、なんとか制御した。
部屋の鍵を開けた新藤はフラフラと扉を開け、俺を部屋へ招き入れた。
俺がコンビニで買い足したビールなどを冷蔵庫にいれていると、新藤はベッドにうつ伏せに倒れ込んだ。
「あれ、ベッド一つしかないじゃん」
「あ、本当ですね~。予約した時にダブルって書いてたのに・・・。すみません、俺と一緒のベッドでもいいですか? 」
「そ、そうだな・・。俺は泊めてもらう側だし、新藤君がいいなら・・・」
俺はこの状況に、既に完全に勃起して、理性を失いそうだ。
俺は自分を落ち着かせながら、ベッドに横たわる新藤の足元辺りに腰掛けた。
ふと彼を見ると、呼吸に合わせて広い背中がゆっくり動き、スーツのプリケツがくっきり浮いていた。
「おれ、彼女と別れてから寂しくて・・・。久々に誰かと寝れるの、嬉しいです。」
つづく
イケノン ~ゲイ体験談~